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高輪台レディースクリニック (港区/高輪台駅)

瀧澤 慎 院長の独自取材記事

高輪台駅から徒歩1分にある「高輪台レディースクリニック」は、品川駅や五反田駅から徒歩圏内の都会にもかかわらず、静けさと昔ながらの街並みを残す場所にある、メディカルモール内のクリニック。瀧澤慎理事長及び院長は都内の大学病院や長年、関東近郊の病院で研鑽を重ねてきた。そして2017年7月に同院を開業。院内には、落ち着いた大人の音楽が流れて、患者にリラックスしてもらうための配慮が随所に感じられる。患者の心のケアや不安を少しでもフォローしたいという想いを持つ瀧澤慎院長。「技術と信頼」、これがクリニックにとって、何より大切な標語であると話す院長に、クリニックの特徴について話を聞いた。

幅広い世代をサポートし地域で信頼されるクリニックに

とても和める院内の雰囲気に、こだわりを感じます。

来院された患者さんが、いかにリラックスできることを考え、いかにも「医療機関」という空気感は漂わせないような内装を考えました。ハワイのカフェをイメージして、エレベーターを降りて、すぐのところに、水槽を置いています。カクレクマノミやブルーやイエローの小さな熱帯魚が泳いでいます、私の気に入っているスペースです。そのほかに診察室にはハワイの絵画をかけて、患者さんが少しでも楽しんでいただけるような雰囲気を出しています。カフェに行くような、気楽な感じで来院してもらい、どんな小さなことでもいいので何でも相談してほしいですね。

開院するまでの経緯を教えていただけますか。

私は、1999年に聖マリアンナ医科大学を卒業しました。大学卒業後は、東京大学医学部附属病院の女性診療科・産科、女性外科に入局しました。その後、大学院で子宮頸がんについて研究し、医学博士になりました。いくつかの病院で勤務し、尊敬する先生方に出会うことができました。夜中までカルテの書き方を指導してくださったり、メスの持ち方やハサミの持ち方まで、出来の悪い私を、時に厳しく、普段は優しく接してくださった先生方に感謝しております。ただ40歳になり、勤務医としての生き方に疑問を感じ、自分のクリニックを開院したいと想うようになりました。そして、ご縁があり、ここ高輪台に2017年7月に開院しました。開院して、満6年がたち、道を歩いていれば、必ずと言っていいほど、患者さんたちにお声がけいただきます。この時が一番、開業医冥利に尽きるなと感じます。

患者さんの主訴や特徴はありますか。

患者さんの年齢層は本当に幅が広く、あらゆる世代の方がいらっしゃいます。ご相談として多いのは、おりものの異常や生理のトラブルが一番ですね。また婦人科ではSRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)という考えがトレンドとなっています。これは要するに、「生理や出産など、自分の人生は自分で選択できる権利」ということです。今までは、「生理に合わせて予定を立てていた」方も多いかと思います。しかし、今は「予定に合わせて生理を起こそう」という考え方です。生理のコントロールを図る方が増えていますね。また今や人生100年時代といわれており、閉経前後の女性ホルモンのケアも重要視されております。このため私は閉経前後のホルモン補充の重要性や閉経後の外陰部の痛みや不快感などの悩みには積極的に治療を推奨しております。

技術の向上に努め「すべては患者さんのために」を体現

スタッフの方をとても大切にしている印象です。

受付は2人、助産師は2人の計4人のスタッフというとても小さなクリニックです。私は、受付はクリニックの「看板」と考えております。患者さんを笑顔でお迎えするように指導しています。患者さんから、受付で感じの良い対応をしてもらったという声を頂戴すると、とても彼女たちを誇らしく感じます。また、クリニックに初めて来院される患者さんは、誰しも不安な気持ちを抱えていらっしゃると思います。そんな時は、経験豊富な、ベテラン助産師たちが、患者さんに寄り添い、時には私に意見もし、スタッフ全員でクリニックが良くなるように、運営しております。私にとって、彼女たちは、一番大切な宝物です。

クリニックの特徴を教えてください。

今、私の力を入れていることは、子宮頸がん予防ワクチンの普及です。わが国では、残念ながら子宮頸がん予防ワクチンの接種が他の先進国と比較して、遅れております。今では接種率が上昇してきているものの、まだまだ低いのが現状です。公費で接種を行うことができる場合もございますので、まだ接種されていない方は、ぜひ打っていただきたいです。また子宮頸がん検査で異常と判断された時にはより精密な検査にも力を入れております。この検査は子宮頸部を拡大し、将来子宮頸がんになりそうな病変を見つけ、早期治療を可能とする検査です。この検査は深い観察力と病変を見極める力が必要な検査です。子宮頸がんだけでなく、妊娠9ヵ月まであるいは里帰りするまでの妊婦健診にも対応しています。また私は幼少期をアメリカで過ごしたので、外国の方は常に大歓迎です。

診察において、大切にされていることは何ですか。

私は「技術と信頼」という言葉を一番大切にしています。「技術と信頼」なくして私が患者さんに提供したい診療は成り立ちません。先進の医療機器があってもそれを使いこなす「技術」がなければ、安全で安心な医療は提供できませんし、患者さんとの「信頼」がなければ、治る病気も治りません。私の診察室の机には、いつでも私につながるメールアドレスが書いてある名刺を置いて、患者さんに自由にお持ち帰りいただくようにしています。緊急時にはいつでも相談していただきたいと思っています。患者さんとの距離感は「近すぎず、遠すぎず」を意識しています。工夫の一つとして、診察時にはスタッフが柱の影から私と患者さんを見ていますのでどうぞ心穏やかにご来院いただけばと思います。

患者のパートナー的な存在、それが理想の姿

診療におけるこだわりはありますか。

私は自分の考えを、なるべく押しつけないようにしています。私がすぐに決めないといけない場面も、まれにありますが、多くの場合は、複数の治療方法を提案し、一度持ち帰って検討してもらいます。私が良いと思っても、患者さんにとって、それが最善ではない場合もあるからです。複数の治療方法を提案するためにも、問診カルテを見た段階で、いくつか、想定される病気の引き出しを用意してから診察することを心がけております。これは、研修医の頃に、尊敬できる先生に「常に5つのことを考える癖をつけなさい」と言ってくださった、私の診察する上で心がけていること第1位です。

婦人科は行きにくいと考える女性にアドバイスはありますか。

婦人科は確かに敷居の高い診療科目です。それはとてもよくわかります。ですが生理痛は、あって当たり前ではないのです。生理痛で、やりたいことやしたいことを我慢しなくて良いのです。症状にもよりますが、検査は内診台に上がらず、おなかの上から超音波を当てるだけで済む場合もあります。受診せず、悩む日々が続くより、解決に一歩近づく「勇気」という選択肢を選んでほしいと思っています。また、男性医師には相談しづらい方も多いと思います。ですが、男性医師のいるクリニックというだけで、受診の機会を逃してほしくないです。男性ならではの目線や提案、異性だからこその配慮など、工夫を凝らしているクリニックはとても多いです。当院に限らず、男性医師がいるクリニックというだけで嫌厭することなく、ぜひ選択肢の一つとして検討していただければと思います。

最後に、読者へのメッセージと今後の展望をお願いします。

今は、患者さんと相談しながらテーラーメイドで治療方法を考えていく時代です。患者さんのライフスタイルに合わせて、治療方法をいくつか提案し、実際に使ってみる。その治療方法が、患者さんに合わなければ、違う方法を試してみても良いと思います。もちろん私と合わなければ転院して、他の先生を探すことも大いにありだと思います。私は、患者さんが幸せになってくれれば、それが一番だと思っております。日頃より当クリニックに来院してくださる患者さんには、心より深く感謝しております。そして、私の長所である「素直さ」と私が大事にしている、「謙虚な気持ち」を持ち、これからも患者さんに貢献していく所存です。今後とも、私とクリニックをどうぞよろしくお願いします。当院のコンセプトは、「安心、安全、アットホーム」。カフェのようなクリニックでありたいと思っております。

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