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メディカルパーク入間 (入間市/入間市駅)

藤井 和之 院長の独自取材記事

「メディカルパーク入間」は、女性のライフステージに寄り添うクリニックだ。分娩をメインとしながら、月経トラブル、不妊治療、更年期障害、子宮頸がん検診など幅広く対応している。2023年9月に院長に就任した藤井和之先生が大切にしているのは、患者の立場に立った対応と「インフォームド・チョイス」。それぞれのメリット・デメリットをしっかりと伝えた上で複数の治療法を提案、患者の希望に沿って治療内容を決めていく。患者が納得して治療を受けるための、患者主体の診療スタイルだ。「医療は日進月歩。今も勉強し続けています」と優しい笑顔と丁寧な口調で話す藤井院長に、診療時の心がけや今後の展望について聞いた。

産婦人科は、命の誕生に携わる唯一の診療科

先生が医師をめざした理由と、これまでのご経歴をお聞かせください。

実は最初は弁護士をめざしていたんです。しかし国語の成績が伸び悩み、理系に進路変更したというのが正直なところでして(笑)。その頃、父が入院したのをきっかけに医療にふれる機会が増え、そのうちに医師という職業に魅力を感じるようになりました。これが医師をめざしたきっかけです。産婦人科を選んだのは、命の誕生に携わる唯一の診療科だから。そこに魅力を感じ、防衛医科大学校を卒業後、同大学産婦人科の医局に入りました。その後は米国留学を経て、自衛隊の関連病院などで婦人科腫瘍を専門に研鑽を積み、現在に至ります。当院では6年ほど非常勤として診療を行ってきました。医師になって思うのは、医療は日進月歩だということ。先進の医療にふれながら、今も勉強し続けています。

医師になられてからの間で、忘れられないエピソードはありますか?

以前に勤務していたクリニックで担当していた患者さんの話です。ずっと待ち望んでいた赤ちゃんを授かって喜んでいた矢先に、検査で子宮頸がんが見つかりました。ご自身の命を守るために出産を諦めることになったのですが、「赤ちゃんが、命をかけて自分に病気を知らせてくれた」とおっしゃったんです。この言葉は心に響きましたし、強く印象に残っています。お母さんが赤ちゃんを気遣うように、赤ちゃんもお母さんへサインを出しているのだと知りました。それはお産に臨む際も同じです。例えば妊娠高血圧症においては、お母さんの体が精いっぱいになると「そろそろ生んだほうがいいよ」と赤ちゃんが知らせてくれるんですね。診療の際には「赤ちゃんからのサインに気づくようにしましょう」という話を患者さんにしています。

診療の際に心がけていることを教えてください。

まずは患者さんの立場になって考えること。患者さんは皆さん女性でいらっしゃいますし、時にはネガティブなこともお伝えしなければなりません。言葉を一つ一つ選びながら、気持ちを込めて話すようにしています。その上で「インフォームド・チョイス」を大切にしており、これは私にとってずっと変わらぬ心がけです。医師が治療法を押しつけるのではなく、選択肢を提示して患者さんに選んでいただくということですね。例えば月経痛で悩んでいる方に対しては、診療した上で痛み止めで様子を見るのか、月経困難症の治療としてピルを処方するのかなど、いくつかの方法があります。それぞれのメリット・デメリットをしっかりと伝え、患者さんが納得して選択できるようにする。このような、患者さん主体の診療を大切にしています。

女性のライフステージに寄り添ったトータルケア

こちらのクリニックでは、ライフステージに応じたトータルケアを大切にしているそうですね。

女性のライフステージには、思春期・成熟期・妊娠・分娩・更年期・老年期があります。当院ではこれらすべてのライフステージを通じてケアを行っており、「ここにずっと通えば安心」と思ってもらえるような医療の提供に努めています。内診台は、妊婦さんが座った状態から無理なく寝られるような全自動式のものを導入しています。入間市が行っている年1回の子宮頸がん検診、妊婦健診、胎児超音波検査にも対応しています。私が専門とする婦人科腫瘍の治療では、子宮頸部円錐切除術も行っていますよ。患者さんを長く診ることで過去の治療歴や体質も把握できますし、その方に合ったより良い診療ができるのではないかと思います。

こちらで行う分娩の特徴を教えてください。

当院がめざすのは、お母さんと赤ちゃんが持つ自然の力を最大限発揮できるような出産です。医師が診察して「母子ともに問題がない」と判断したら、助産師が中心となって、妊婦健診からお産の介助、産後のケア、赤ちゃんの保険指導までトータルでサポートします。お産はお母さんが主役であり、それを助ける助産師がいて、医師が出ていくのは何か問題がある時だけ。そのくらい医師の介入が少なくて済むのが「理想のお産」だと当院では考えています。個室と大部屋は合わせて15床。基本は母子同室ですが、母体の体調に合わせて赤ちゃんの預かりにも対応します。また4Dエコーも導入しており、妊婦健診に活用しています。赤ちゃんの表情や手足の動きがリアルタイムで見られるんですよ。

更年期障害の治療では、漢方薬も活用されているのですね。

はい。更年期障害の治療には、ホルモンを補充する方法もあります。ですがそれだけだと、メンタル面の不調の改善が図れない場合があるんです。そのような場合は西洋医学の薬でも対応可能ですが、当院では漢方薬を取り入れて、患者さんのご希望に沿って治療法を決めています。女性の場合、常に変化しているホルモンの影響から、心身の不調を感じることがしばしばあるかと思います。そのような時は我慢なさらずに、気軽に相談にいらしてください。話すだけでもストレスが軽減されて、楽になることもあると思いますから。ストレスの多い現代、女性の健康を守るためには、メンタル面も含めたトータルヘルスケアが必要ですね。

職種間に垣根なく、皆で連携してより良い医療を提供

より良い診療のために、院内で取り組んでいることはありますか?

職種間に垣根をつくらずにスタッフ全員が連携して、より良い医療を提供できるよう努めています。わからないことや苦手なことがあれば、互いに協力し合える雰囲気を大切にしているんです。助産師も看護師も事務担当も、明るく優しいスタッフぞろい。出産を経験しているスタッフが多いこともあり、みんなが患者さんの立場になって考えながら行動しています。今後はスタッフのさらなるスキルアップと安全性の向上のために、出血やアナフィラキシーショックなど、お産に伴うさまざまな対応についての院内勉強会も開いていきたいです。

今後、力を入れていきたい分野があればお聞かせください。

一つは無痛分娩です。これは当法人内の「メディカルパーク湘南」ではすでに取り入れており、当院でもこれから手がけていければと思っています。もう一つは産後ケアです。こちらは患者さんからの要望が多いと感じています。この部分にもう少し力を入れ、産後ケア入院のほか、デイサービスや母親学級も実現していきたいと考えています。当院には経験豊富な助産師も多いですから、入間市周辺地区では数少ない「お産のできるクリニック」として、妊婦さんのニーズに応えられればと思っています。

先生の専門分野でもある婦人科腫瘍についてはいかがでしょう?

子宮頸がんは20~40代に多く、これは妊娠される年代と重なります。私は子宮頸がんの診療に数多く携わってきましたが、中には「せっかく妊娠をしたのに、子宮頸がんで子宮を取らなくてはいけない」という、つらい思いをされる方もいるんです。そのようなことが少しでもなくなるように、皆さんにはぜひ子宮頸がん検診の大切さを知ってほしいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

当院の診療ポリシーは、「安全・安心・親身になって診療すること」。女性のライフステージに寄り添い、お産はもちろん、不妊治療や更年期障害にもしっかり向き合っています。お悩みがあれば気軽にご相談ください。患者さんの心と体をサポートできるよう、スタッフ一同アットホームな雰囲気でお迎えいたします。

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