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記事公開日:2024/05/27

最終更新日:2024/06/10

【転職成功率UP】看護師のおすすめの転職時期は何月?何年目?

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看護師として経験を重ねると、新たなフィールドで力を試したい、さらなるキャリアアップをめざしたいと転職を考える人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は転職活動の時期や押さえておきたいポイントを解説。適切な転職の時期やタイミングをはじめ、転職活動に要する期間、施設ごとの留意点についても紹介します。

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 1    看護師の転職にお勧めの時期は何月?

いつ転職しても変わらないと思う人もいるかもしれませんが、実は時期やタイミングで入職が有利になったり、入職後の教育環境に違いがあったりします。ポイントは以下の2つです。

・職場が混乱しがちな繁忙時期を避ける
・退職者が増える「人員補充期」はチャンス

年末年始が重なる12月や1月は多くの病院やクリニックにとって繁忙期。教育担当者や先輩スタッフに余裕がなく、転職者への対応が慌ただしくなってしまうケースがあります。そのほか、新卒スタッフを採用している職場では、その対応に追われる4月頃も混乱しがち。特に経験が浅い人や初めての転職をする人は注意が必要です。

一方、ボーナス時期の直後などは、一般的に退職者が増えます。人員補充の必要性が高い時期だといえるでしょう。このような時期は転職の狙い目。選択肢を広げるチャンスです。

また、転職活動をする時期としての向き、不向きだけではなく、入職後の環境を考えた場合の時期によるメリット、デメリットを想定しておくことも重要に。以下に、求人状況と入職後の環境について、月ごとのお勧めポイントや留意すべきポイントなどをまとめます。

●月ごとの求人状況から見るお勧めの転職時期

求人数などから、独自のお勧めの転職時期を算出しました。ぜひ参考にしてみてください。

求人状況から見る転職お勧め度

求人状況から見る転職お勧め度の表

・1月

12月に冬季ボーナスを支給されるケースが多いため、ボーナスを受け取った後に退職者が増える傾向にあります。さらに年末年始は繁忙期にあたることから、年末の離職者を補うために、1月採用の求人を増強する職場が増えるといえます。

・2月

月が後半になるにつれて、4月入職者の新規採用が佳境を迎えます。

・3月

4月入職に向けての新規採用の求人は、月が後半になるにつれて減少傾向に。4月の入職をめざすなら、早めの時期に狙いを定めましょう。

・4月

新卒者の入職時期であるため、新たな求人は少なく、転職組にとっては厳しい時期です。

・5月

新卒採用が終わり、採用枠は少なめ。また、大型連休があることから、施設側の採用活動が活発化しにくく、転職時期としてのお勧め度は低めです。

・6月

夏季ボーナスの支給時期に差し掛かり、離職の意志を示す看護師が増える傾向に。そのため必然的に、月の下旬に向けて求人数は増えやすく、転職活動の開始に適した時期と考えられます。

・7月

夏季ボーナスを受け取った後に離職者が増えることから、求人も多い時期となり、選択肢は増える可能性が高まります。

・8月

夏季休暇やお盆休暇があり、人手が不足しがちな時期です。求人自体は少なくないのですが、人事・採用担当者の休暇などにより、面接などの選考が滞ることも。

・9月

年度後期の体制を整えるために、人員強化を図る医療機関が増え、求人数も多くなるため、転職にお勧めの時期です。

・10月

9月の採用が一段落し、求人数自体はやや減少傾向が見られる時期です。ただし、下旬に差し掛かってくると、年末の離職者を見越した補充のための採用が始まるケースもあるので、気になる医療機関の情報チェックは抜かりなく。

・11月

10月に引き続き、年末の離職傾向に合わせた人員補充が加速します。また、4月入職の採用情報が出始める時期なので、転職活動を始めるのに良い時期です。

・12月

医療機関の繁忙期に突入。長期休暇を取得する人も増えるため、採用活動は停滞気味に。求人情報も豊富には出てきにいくい時期です。

 

●月ごとの入職後の環境から見るお勧めの転職時期

入職後の環境から、独自にお勧めの転職時期をまとめました。入職する月によって教育体制の充実度が異なりますので、参考にしてみてください。

入職後の環境から見る転職お勧め時期

入職後の環境から考える転職お勧め時期の表

・1月

繁忙期での採用となるので、即戦力を求められがち。研修や教育をじっくり受けることができないというケースもあるので、経験が浅い人や丁寧な指導を求める人などは注意が必要です。

・2月

極端に忙しくなる確率が低いことから、転職者へのフォローが行き届きやすいといえるでしょう。不慣れな職場でじっくり慣れていきたいという人の入職時期としては、お勧めの時期です。

・3月

新卒の入社が4月にあるため、3月から入職できるケースは極めて少ないといえます。ただし、4月から新たな職場での勤務を希望する人が、有給休暇消化のために勤務を離れるケースなどに補充要員として入れる可能性も。その場合、入職後の指導もイレギュラーな対応となることが想定されます。

・4月

新卒者向けの研修や教育などを一緒に受けられるという反面、教育に人員を割くため、個々人の適性にあった丁寧な指導や対応が難しいケースも。キャリアを積んできた人などの中には、少し居心地の悪さやもどかしさを感じる人もいるでしょう。

・5月

新人研修などが本格化していることから、人事担当者などの対応が行き届きにくいケースが多いようです。  

・6月

新人への対応が落ち着き始めることから、入職環境としては比較的良好な時期。ただし、ボーナス時期に入るため、入職したばかりの新しい職場ではボーナスの支給がない可能性も。現在の職場でボーナスを受け取ってから退職したい場合には、退職時期を考慮する必要があります。

・7月

夏季休暇を取得するスタッフがいる時期でもあり、現場の人員は不足がちに。ベテラン看護師なら支障がないかもしれませんが、転職者に対する入職後のフォローや指導などはあまり期待できないかもしれません。

・8月

7月同様、入職後の手厚いフォローはあまり期待できないことから、入職には不向きな時期といえます。

・9月

年度後期の態勢強化に向けて、即戦力が求められやすい時期。経験やスキルを生かしたい人にとっては狙い目です。

・10月

下半期のスタートとして入職者が増える時期なので、職場の受け入れ態勢が整っている時期。研修や教育をしっかり受けたい人には、比較的向いている時期です。

・11月

10月に入職した下半期採用の人向けに研修や教育が盛んに行われている時期なので、入職後の指導体制や手厚い対応にはあまり期待が持てないかもしれません。

・12月

医療機関の繁忙期であり、入職者への受け入れ態勢は手薄に。ボーナス時期でもあるので、この時期から入職を希望する人は少ないでしょう。現在の職場がボーナス支給月にあたる場合には特に、この時期の転職には慎重になるべきといえます。

 

2    看護師の転職にお勧めの時期は何年目?

看護師として、自分自身のキャリアを考える上で、転職のタイミングは大きな鍵を握ります。どの程度の就労経験があると有利かという点も、気になるところです。

大前提として、どのような職場であっても、入職後間もない時期の転職はハードルが高くなると考えるべきでしょう。特に新卒1年目の場合には、基礎的な知識や技術がまだ身についていない可能性が高く、経験者を求める医療機関としては、敬遠する傾向にあります。また新人ではないにせよ、極端な早期離職は「今回もすぐ辞めてしまうのではないか」と採用側が懸念するのも、当然のことでしょう。

しかし、入職後の経験や就労年数については、職場ごとに求める人材像によってプラス要素、マイナス要素が異なります。以下に看護師経験の年数ごとのメリット、デメリットを解説します。

●経験年数ごとの転職のメリット、デメリット

・1~2年目

経験の浅さを不安視される、早期離職の可能性を心配されるというデメリットが目立ちます。しかし、現在の職場では思うような教育や指導が受けられない、労働環境が劣悪など、苦しい状況が明らかな場合には、何年も我慢するより早期に新しい環境を求めたほうが良いケースもあります。
吸収率が高く、先入観にとらわれずに医療機関ごとのやり方やルールに順応できる若い人材、職歴の浅い人材を歓迎する医療機関もありますので、事前の問い合わせや情報収集で医療機関の雰囲気や採用意図を把握することが重要です。

・3~5年目

知識や技術を一通り学び、基礎力がついた3年目以降は、求人市場で人気があり、転職先の候補が広がります。特に夜勤やプリセプターなどでの後輩指導を経験している場合は、即戦力として、採用側からの期待も高まります。
ただし、奨学金を利用していた場合、例えば3年目の年度途中に離職を予定しているケースなどには、医療機関によって奨学金の返済が求められる可能性があります。返済義務が生じる期間を経過しているかどうか、あらかじめ確認した上で転職時期を検討するのが良いでしょう。

・6~10年目

看護師としての基礎的なスキルに加え、状況に合わせて臨機応変に対応できる応用力が身についている時期。後輩への指導スキルなどを評価し、現場のマネジメントを任せられる人材としての期待値も上がります。
当然ながら、新しい環境下で新たなメンバーたちを統率し、マネジメントすることは苦労も伴います。期待が高くなる分、覚悟を持って臨む必要があるでしょう。
また、結婚や出産といったライフイベントが重なってくる人も多い時期です。働き方によっては、転職先が限られるケースもありますので、ワークライフバランスについても考慮しながら、キャリアプランを設計しましょう。

・11年目以降

即戦力としての期待はもちろんのこと、経験の豊富さから、管理職としての役割を任されることも。実績やスキルがある人は引く手あまたで、転職先の選択肢も広がります。
ただし、ベテランであるがゆえ、新しい環境や医療機関ごとのルール、職場の雰囲気への順応性や協調性を不安視されることも。 また、給与など待遇面への理想が高すぎると、前職よりも条件が下がることや、転職先の条件と折り合いがつかないこともあるので注意が必要です。

3    看護師の転職先別!お勧めの時期は?転職活動はいつから始めるべき?

ここまで、看護師の転職のしやすさとして、一般的にお勧めの時期やタイミングについて紹介しましたが、実際には転職先の医療機関によって、採用時期や注意点が異なるケースもあります。

以下に、転職先別に転職活動を始めるお勧めの時期や注意点などについて解説します。

・総合病院や大学病院などの大規模病院

〈転職活動を始めるお勧めの時期:3~5月〉
規模の大きな病院や施設では、中途採用を一律で4月入職に設定しているケースが多く、その場合は前年の3~5月から求人が出始めます。

〈注意点〉  
大規模病院では1年以上前から転職活動が始まりますので、余裕を持って入職までのスケジュールを立てましょう。特に年度途中で現在の職場を退職する場合には、ボーナスの受け取り時期、条件などの事前確認が必要です。

・中小規模病院、クリニック

〈転職活動を始めるお勧めの時期:随時〉  
毎年決まった時期に求人が増えるというわけではありません。欠員が生じた時などに不定期で求人が出されるケースが大半なので、気になる医療機関がある場合にはこまめに情報をチェックして、求人を見逃さないようにしましょう。

〈注意点〉
求人数が少なく、良い人材の応募があれば、即決で枠が埋まってしまうことも。希望の求人が出た際には、フットワークを軽くスピーディーに対応する決断力も求められます。

・訪問看護ステーション

〈転職活動を始めるお勧めの時期:(大手)入職希望の前年の春・(中小)随時〉  
訪問看護の中でも、大手の訪問看護ステーションの場合には、大規模病院と同様、4月入職を前提とした中途採用を行うことが多く、その場合は前年の春から求人が出始めます。中小規模の場合には、クリニック同様、欠員が出た際など、不定期で採用が出る場合が大半。

〈注意点〉  
5年以上など就労経験のある人を優遇する職場が多いため、病院やクリニック以上に、経験年数が短い人は敬遠される傾向に。ただし、近年は教育体制を確立して若いスタッフを募集している施設も増えているので、興味がある職場が定まったら、入職後の育成方針などについてもチェックして諦めずにトライしましょう。

4    看護師の転職活動における成功のポイントは?

転職活動を有利に進めるためには、「求人状況」や「入職後の受け入れ態勢」などから適した時期を考慮することが非常に重要です。また、医療機関によって「転職活動を始めるお勧めの時期」が異なりますので、希望する施設の情報を確認して、自分にあった転職時期を見つけることがポイントです。
一方で、転職活動は転職時期だけをおさえていれば上手くいくというわけではありません。看護師が転職を本格始動するにあたり、最初のハードルとなるのが志望動機や履歴書、職務経歴書の作成です。これまでのキャリアや転職先、転職を希望する理由などによって、それぞれアピールポイントは変わってきますが、転職時期とあわせてポイントをおさえることで、転職活動の成功がぐっと近づきます。

当サイト「ドクターズ・ファイル ジョブズ」では、履歴書や職務経歴書を書く際のポイントを詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。また、送る際のマナーについても抜かりなくおさえて、好印象の書類提出を実現しましょう。

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履歴書に記入する志望動機については、千差万別なので、頭を悩ます方も多いのではないでしょうか。志望動機を書く際には、働くことへの意欲や向上心などポジティブな気持ちを伝えることが肝要に。自身の経験に関するエピソードを盛り込みながら、長所をしっかりとアピールした上で、志望先の施設の魅力や力を入れている部分にも注目して盛り込むことで、その施設を志望した理由がしっかりと伝わるようにしましょう。

また、志望理由が金銭面や勤務時間などの条件面に偏りすぎると、採用担当者に「自分の都合ばかり」という印象を与えてしまい、マイナス要因になってしまう可能性もあるため、そういった観点での注意も必要です。

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書類選考を経て、面接に臨む時にも、気をつけたいポイントや答え方のコツがあります。履歴書作成時に考えた志望動機などを自分の言葉でしっかり伝えられるように、下記の記事をもとに、万全の準備をして臨むようにしましょう。

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5    看護師の転職先の見つけ方

今回は看護師の転職にお勧めの時期やタイミングなどについて、ご紹介しました。キャリアアップやライフステージの変化など、転職を考える理由や背景は人それぞれです。
当サイト「ドクターズ・ファイル ジョブズ」では、看護師の求人を多数掲載しており、エリアや駅、雇用形態はもちろん、「ブランクOK」「子育てママ在籍中」「退職金あり」などのこだわり条件でも絞り込めます。優先順位に合わせて、さまざまな条件で求人を探しやすいので、ぜひ活用してみてください。

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◇  ◇  ◇

本サイトで紹介している幅広い求人の選択肢を参考に、自分自身が求める環境や働き方、仕事に対する理想などと照らし合わせながら、最適な職場やタイミング、条件を検討することで、ぜひ転職成功を引き寄せてください。

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こちらの記事の執筆者
花野 静恵

大学卒業後、編集制作会社でレジャー情報に関する雑誌編集、ウェブサイトの立ち上げに携わる。紙媒体の企画から執筆まで一貫して携われるステージを求めて北陸・金沢の出版社へ。30歳を機にUターンし、名古屋の編集プロダクションへ。2011年からフリーランスのライター、エディター、ディレクターとして医療や介護、レジャー、教育、スポーツなど多分野の情報発信を手がける。

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